卵を割ったら「白いひも」が...これって大丈夫?
朝ごはんに卵を割った瞬間、黄身のそばに白いひものようなものが見えて「え、これ何?食べて平気?」と不安になったことはないでしょうか。
実はこの白いひもにはちゃんと名前があり、卵にとって大切な役割を持っています。
今回は、この白いひも「カラザ」について、仕組みや安全性を分かりやすくまとめてみました。
カラザは卵黄を守る「つり糸」のような存在
黄身の横にくっついている白いひも状の部分は、「カラザ」と呼ばれます。
カラザは、卵の中で卵黄が殻の中央付近にとどまるよう支えるための組織で、白身の一部がねじれてできています。(maff.go.jp)
殻の内側には白身が入り、その中心に黄身があります。卵が親鳥の体内で作られるとき、カラザが両側からハンモックのロープのように黄身を吊り下げ、衝撃から守っています。(maff.go.jp)
見た目は気になるけれど「食べても安全」
カラザの主成分は卵白と同じたんぱく質で、血管や寄生虫ではありません。(ja-aichi.or.jp)
市販の卵であれば、カラザが見えていても基本的にはそのまま食べて問題ないとされています。
むしろ、割ったときにカラザがはっきり見える卵は、鮮度が良い場合が多いとも言われます。新鮮な卵ほど白身の粘りが強く、カラザも形を保ちやすいからです。(maff.go.jp)
「カラザがある=傷んでいる」ではなく、「卵黄をしっかり支えている正常な状態」と考えて大丈夫です。
お菓子作りでは取り除くこともある
安全性の面では問題ありませんが、料理によってはカラザを取り除くこともあります。
プリンや茶碗蒸し、ケーキなど、なめらかな食感に仕上げたいレシピでは、カラザがダマの原因になることがあるためです。(kikkoman.co.jp)
気になる場合は、卵を小さな器に割り入れてから、次のようにすると簡単です。
・つまようじやフォークの先でカラザを引っかける
・清潔な指先でつまんで取り出す
・卵液をこし器やざるで一度こす
普段の目玉焼きや卵かけごはんなどでは、無理に取らなくても味や安全性にはほとんど影響しません。
見た目や食感をどこまで気にするかで、取り除くかどうかを決めると良さそうです。
気になるときにチェックしたいポイント
カラザそのものは正常な部分ですが、卵の状態が気になるときは、あわせて次のような点も確認しておくと安心です。
・割ったときに強い悪臭がしないか
・白身が極端に変色していないか
・殻に大きなヒビが入っていないか
これらの異常がなく、保存状態も適切であれば、カラザが見えていても通常どおり使えます。(weathernews.jp)
さいごに
卵を割ったときに見える白いひも状のものは、「カラザ」と呼ばれる卵の正常な一部で、卵黄を支える「つり糸」のような役割を持っています。
主成分はたんぱく質で、そのまま食べても問題ありません。お菓子や茶碗蒸しなど、なめらかさを重視したい料理では取り除くこともありますが、普段の料理ではそのまま使って大丈夫です。
「知らないとちょっと不安」「知るとちょっと安心」。
次に卵を割ったとき、白いひもを見つけたら、「あ、これがカラザか」と思い出してもらえたらうれしいです。
最後に、この記事で使った写真は、私たちのところで販売している卵を割ったときの様子です。
黄身の色や盛り上がり方、白身の張りなども、卵選びのひとつの目安になります。気になる方は、ぜひネットショップものぞいてみてくださいね。








