安くて栄養が豊富なたまご。
レシピも豊富でついつい食べすぎてしまうことが多いKEIです(笑)
「こんなに食べて大丈夫かな」
不安になり調べてみると・・・
たまごの摂取は1日1個と言われていたり、何個食べても大丈夫!というような情報もあり、どれが正しいのかわからなくなりますよね。
食べ過ぎると動脈硬化や狭心症、冠動脈疾患罹患などのリスクが高まるとも言われていましたが、実際のところどうなんでしょうか。
卵の個数制限にはコレステロールが関係していた!
コレステロールと聞くと僕はあまり良くないイメージを持っていたのですが、コレステロールは人間の血液中だけではなく、全身に広く分布しており、細胞膜、胆汁酸および男性・女性ホルモンの材料になっています。
約60億個ある体の細胞を形作る細胞膜の材料はコレステロールからできている!
なので、コレステロールはなくてはならない重要な役割を担っていることがわかりますね。
では、実際にたまごに含まれるコレステロール値を見ていきましょう。
「コレステロール値が294mg」となっていますが、「これって一体どうなの?」となりますよね。
コレステロールの摂取基準
2010年版までの厚生労働省より発表されている“日本人の食事摂取基準”には、コレステロールの摂取目標量が定められていました。
1日のコレステロールの摂取上限値を、
- 成人男性で750㎎
- 成人女性で600㎎
と定めていたため「コレステロールを多く含むたまごの摂取を1日1個程度」と言われていたんですね。
しかし、2015年の厚生労働省の改訂ではその食事摂取基準からコレステロールの摂取基準が削除され、目標量はなしと改められました。
なぜコレステロール摂取基準がなくなったのか?
これは卵のみではなく、食品全般からのコレステロールの摂取量に関して、食事をするということでの影響はないという結論となったからです。
つまり、たまごを2個以上食べても動脈硬化や狭心症、脳卒中などの死亡率や冠動脈疾患罹患との関連性は認められないということになります。
日本卵業協会のHPにもこのように記されています。
Mサイズ卵1個に235mgのコレステロールが含まれていますが、健康な人が1日2~3個食べてもコレステロール値が上がることはありません。これは卵黄に含まれるリン脂質の一種である卵黄レシチンがコレステロールの量を調整して善玉コレステロールを増やす働きがあるためです。
たまごのたんぱく質は血管を強く、しなやかにして血圧の上昇を防ぎ、脳出血の予防に役立ちます。血管を強くするには、コレステロールやリン脂質が必要で、たまごにはこれらが含まれています。卵白には、悪玉コレステロールを下げる作用があり、また卵黄に含まれるレシチンは善玉コレステロールを増やす働きがあることがわかってきました。
(引用:日本卵業協会)
1日何個食べてもOK?!
「じゃあ結局何個食べても良いってことね?」
と思うかもしれませんが
食事摂取基準には以下の内容が補足されています。
「コレステロールの摂取上限値がないとはいえ、しかしながら、これは許容されるコレステロール摂取量に上限が存在しないことを保証するものではないことに強く注意するべきである。」
と補足されています。
要するに、摂りすぎて良いというわけではないんですね。
たまごは毎日1個!多くても2個!
たまごには脂質やたんぱく質、カルシウム、鉄分、ビタミンB群、アミノ酸など多くの栄養素が含まれており、生活習慣病の予防にもなるとても優秀な食品なので、積極的に毎日摂りましょう!
しかしながら、たまごにはひとつの栄養素のみで構成されているわけではなく、いろいろな栄養素が含まれています。
たまごに含まれる飽和脂肪酸など、食べ過ぎると血中コレステロールが増える可能性が高くなります。「冠動脈疾患罹患」との関連性がないと言っても、たまごの摂りすぎによる飽和脂肪酸の影響は否定できないんです。
何事も偏りすぎずバランス良く色々な食品を食べるのが一番ですね♪
おわりに
ついつい美味しくて食べてしまうたまご。
栄養価も豊富で健康面にも良い影響を与えてくれることがわかりました。
ただし、それはバランス良くいろんな食事と合わせてのこと。
私はこれまで少し偏り気味だったこともあったので、たまご食品だけでなく色々な食品と合わせて食べなきゃなと思いました!
そんなたまご大好きな私ですが、究極のたまごを見つけてしまったので最後に紹介させてください。
栄養価はもちろんのことですが、市販のものと比べてみると
「ここまで違うのか!!」
と思った北海道比布町にある大熊養鶏場で作られているかっぱの健卵というたまご!
左がかっぱの健卵、右が市販のたまごです!
この堂々とした卵黄がまた濃厚でたまらなく美味しいんです!
たまご特有の生臭さが全くないのも驚きました。
生たまごが世界一苦手な私の妻も
「美味しい!なにこれ!☆」
と感動するくらいでしたよ!
ぜひみなさん一度ご賞味下さい♪