なぜラーメンに味玉は必要なのか?一杯の完成度を高める3つの黄金法則

卵(たまご)の話 by
 

梅光軒 あさひかわ道の駅

 

夏でも冬でも食べたいラーメン。そのラーメンに主役とも言える味玉について書いてみました。
ラーメンに「味玉(味付け玉子)」が欠かせない理由は、単なる彩り以上に、一杯の完成度を劇的に引き上げる3つの役割があるからです。
 

1. 味の変化を楽しむ「クリーミーな味変」

とろりとした半熟の黄身は、スープに溶け出すことでマイルドなコクを与えてくれます。特に塩味や醤油味の尖ったスープにおいて、卵のまろやかさは最高の味変アイテムとなります。
 

2. 栄養バランスを整える「完全栄養食の補完」

炭水化物が中心になりがちなラーメンに、キユーピーも推奨する良質なタンパク質やビタミンをプラスできます。美味しさだけでなく、一杯の食事としての満足度を高める健康的な側面も見逃せません。
 

3. 視覚的な「特製感」の演出

キンレイの調査でも、味玉はチャーシューに次ぐ人気トッピング第2位です。どんぶりの中央に鎮座するオレンジ色の黄身は、視覚的な食欲をそそり、一杯を「ご馳走」へと昇華させます。
プロが教える「究極の味玉」のレシピを参考に、自宅で最高の一杯を再現してみるのもおすすめです。
 
 
 

 種類による味玉の相性

ラーメンの種類によって、味玉に求められる「味の濃さ」や「質感」は異なります。スープとの相性を考え抜いた、通好みのこだわりをご紹介します。
 

1. 家系ラーメン:燻製香と「ご飯」への相性

濃厚な豚骨醤油と鶏油(チーユ)が特徴の家系ラーメンでは、味玉もパンチ力が重要です。

・こだわり: 醤油ダレをしっかり染み込ませた濃いめの味付けが主流。

・通の楽しみ: スープに浸した海苔で、崩した味玉とご飯を一緒に巻いて食べるのが家系独自の醍醐味です。一部の名店では、チャーシューと共に「燻製」にした味玉を提供し、香ばしさをプラスしています。

 

2. 二郎系ラーメン:あえての「生卵」という選択肢

圧倒的なボリュームを誇る二郎系では、味玉だけでなく「生卵」も有力な選択肢となります。

・こだわり: 味玉の場合は、強烈なスープに負けないよう、白身が茶色くなるまで漬け込まれた「完熟手前の固め」が好まれます。

・通の楽しみ:別皿の生卵に麺をくぐらせる「すき焼き風」の食べ方が、濃厚すぎる味をマイルドにする味変として人気です。

 

3. 鶏白湯ラーメン:スープと一体化する「半熟度」

クリーミーで上品な鶏白湯には、繊細なバランスの味玉が求められます。

・こだわり: スープの白さを邪魔しないよう、薄色の出汁に漬け込んだ「塩味玉」が選ばれることが多いです。

・通の楽しみ: 箸を入れると黄身が流れ出すほどの超半熟に仕上げ、ポタージュのようなスープと黄身を完全に混ぜ合わせることで、より濃厚なコクを楽しみます。

 

4. 醤油・塩(清湯)ラーメン:出汁を活かす「引き算」

透明感のあるスープでは、味玉が主役を食わないことが大切です。

・こだわり: 醤油ベースではなく、昆布やカツオの「白だし」ベースで味付けすることで、スープの風味を壊さず彩りだけを添えます。

 

 

 まとめ:味玉がラーメンを「最高の一杯」にする

ラーメンにおける味玉は、単なるトッピングの枠を超えた「名脇役」にして「最後のピース」です。

・味の相乗効果: スープの塩味と黄身のまろやかさが混ざり合い、深みが生まれる。

・視覚の満足感: 鮮やかなオレンジ色が加わることで、一杯の「ご馳走感」が完成する。

・スタイルの追求: 家系の燻製や鶏白湯の塩味玉など、種類ごとのこだわりが楽しみを広げる。

「たかが卵、されど卵」。

次にラーメン店を訪れた際は、ぜひその店がスープに合わせてどんな味玉を設計しているのか、作り手のこだわりを五感で味わってみてください。
自宅で再現したい方は、白ごはん.comの味付け卵レシピのような基本をマスターした上で、今回ご紹介した「スープ別のこだわり」をタレに応用してみるのが近道です。
その味玉をかっぱの健卵で作ってみてはどうでしょうか。
 
一杯のラーメンに、至福のひと玉を。
 
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